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眠くなる副作用が少ない薬ザイザルについて

ザイザルはレボセチリジン塩酸塩が主成分で、ヒスタミンの働きをブロックする効果があります。
2010年に発売され、抗ヒスタミン薬のなかでは新しい薬となります。
鼻炎、皮膚炎、痒疹の治療に用いられます。
ザイザルには5mgの錠剤と0.05mgのシロップがあります。
錠剤は長径8mm、短径4.5mm、厚さ3.2mmの白い錠剤で、分割して内服することもできます。

成人の場合は就寝前の1日1回1錠5mgの内服で効果が出るため、内服しやすいです。
最高で1日2回10mgまで内服可能です。
コップ1杯の水またはぬるま湯で内服します。
飲み忘れた場合は、気づいた段階で指定量を内服します。
万が一、過剰内服した場合は、かかりつけの医師または薬剤師まで相談するようにして下さい。

シロップは無色透明になります。
1回量は10mlが錠剤1錠と同じ効果になります。
錠剤は7歳から、シロップは生後6ヶ月から内服可能です。
ザイザルの錠剤の値段は1錠96.4円が相場になります。
シロップの値段は1mlあたり17.9円。
1回量は179円になるため、錠剤に比べると値段があがります。

ザイザルは副作用として眠気を引き起こすことがありますが、その眠気はアレロックに比べると低いため、眠くならない抗ヒスタミン薬とされています。
添付文書には眠気の出現率は5~6%となっています。
これは主成分であるレボセチリジン塩酸塩の脳内への移行が少なくてすみ、脳内のH1受容体へ結合する事が少ないためです。
眠気のピークは内服1時間後に生じるため、就寝前に内服することで日中の眠気は軽減することができます。
その他の副作用には頭痛、疲労感、倦怠感、口が渇く、吐き気があります。
内服後、呼吸困難や皮膚に発赤、掻痒感、ふるえ等の重篤な副作用が生じた場合はすぐに使用を中止して医師に報告して下さい。
長期の服用になる場合は、肝機能障害の副作用が生じやすいので注意が必要です。
保管する際は高温多湿・直射日光を避け、小児・乳幼児の手の届かない場所に保管して下さい。

ザイザルにしかないメリットとデメリット

ザイザルの1番のメリットは1日1回の内服で効果が出る点にあります。
一般的な抗ヒスタミン役は朝晩1日2回内服する必要があり、日中の眠気が問題となりますが、添付文書によるとザイザルの場合は1回の内服で24時間後も効果が持続しており、最大32時間後も効果があるとのデータもあります。
また、ザイザルは銀紙の包装に入っており、一般的な内服薬で使われるプラスティックとアルミからできているPTPシートに比べて取り出しやすい点もメリットとしてあげられます。
そして、1枚のシートが薄いため、量が多くても重ねてコンパクトに収納可能です。

デメリットは眠くならないといっても眠気が全く生じないわけではないため、運転前は内服できません。
状態や職業によって処方されない場合もあります。
また、飲酒によって眠気が増強される可能性があるため注意が必要です。
さらに、他の薬との飲み合わせによっては体に悪い影響が出る可能性があるため、他に内服している薬がある場合は、内服前に医師に報告する必要があります。
腎障害、肝障害、てんかんの既往がある方、妊娠中の方、授乳中の方も、内服前に医師に伝える必要があります。
また、ザイザルのデメリットとして市販薬がない、購入するためには医師の処方箋が必要になる点も上げられます。

まず、かかりつけ医の診察を受け、必要量の処方箋を出してもらいます。
そして、処方箋を薬局に持っていくことで購入可能です。
この際、病院での医師の診察代金と薬局で薬そのものの代金がかかります。
最近では、医薬品を専門に取り扱うインターネットサイトで通信販売も行っています。
ジェネリック医薬品であれば相場の半額程度で入手可能ですが、ザイザルの場合、日本で認可されているジェネリック医薬品はありません。
ジェネリック医薬品希望の場合は個人の輸入サイトで購入することができますが、日本で認可されていない医薬品を使用したことによる健康被害が生じた場合、医療費の給付などは受けられず、自己責任という形になるため注意が必要です。